人の可能性を広げる教育業界特集

生徒数47,000名。大阪・奈良・京都・兵庫・愛知で集団指導塾「馬渕教室」をはじめとする教育事業を展開する馬渕教育グループは、関西では最大規模の総合教育機関である。少子化により競争が激化する中で、どうして馬渕教育グループは成長を続けられるのか。その要因の一つとして挙げられるのが、社内に根付く挑戦の風土である。同社では創業以来、常に一歩進んだ教育を取り入れてきた。今でこそ当たり前になってきた映像授業にもいち早く挑戦。近年では「反転授業」という新しい授業に取り組んでいる。挑戦にはリスクがつきものである。企業の規模が大きくなれば、それに比例してリスクも増す。それでも、生徒のことを第一に考え、挑み続ける。そこが同社の凄さであり、他社との差に繋がっている。

もちろん、挑戦を成功へと導くには、企業全体が一枚岩でなければならない。その点、同社は社長や役員を含め、経営層のほとんどが講師出身。「生徒の夢を大きく育て、絶対に実現させる」という誓いを長きにわたって実践してきた大先輩である。だから経営層と現場に志のブレがなく、常に生徒のことを想い、全員が一丸となって挑戦を続けられるわけである。

中学校の非常勤講師を経て、馬渕教育グループに転職。それから10年にわたって同社の成長を内側から見てきた中井は、こう語る。「馬渕教育グループでは常に挑戦・変化を求められます。特にこの10年は大きな挑戦・変化の連続。そこにアジャストしていくのは、正直大変ではありました。でも、それだけ得られるやりがいや成長も大きい。先日も昔教えた生徒が、私のいる校舎をわざわざ調べて訪ねてきてくれたんです。航空会社に就職が決まったことを、私に伝えたかったようです。彼女は英語を苦手としていました。それが私の授業を通して好きになり、最終的に英語を使う仕事に就いてくれた。その時は本当にうれしかったですね。これも“生徒の夢を大きく育て、絶対に実現させる”という誓いを胸に、挑戦・変化を続けてこられた結果。入社した頃は、いつか公教育の場に戻ることも考えの片隅にありましたが、それはもうありません。自分の理想とする教育は、ここにあるので」。

生徒のことを想い、挑戦・変化を続ける講師たち。高い志を持ち、己を磨き続ける彼らの存在こそ、同社が教育業界をリードし続けることができる最たる要因である。

  • 最終更新:2020-04-16 16:45:23

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